金縛り

不眠症や過眠症などの睡眠障害の症状のチェックや対処法、原因と治療の解説。これだけは知っておきたい睡眠障害の基礎知識。
2,000人以上が不眠症を克服!話題の不眠症克服法
 不眠症に関する書籍の著者でもある浜松医科大学名誉教授で精神医学博士の高田明和が学会で発表・実践し、2,000人以上の治療を行ってきた不眠症克服方法。不眠症で眠れない夜を過ごしている方へ深い眠りにつける方法を解説しています。
金縛り

金縛りを経験したことがあるという人は、少なくないと思います。金縛りを、心霊現象だとか、呪われているととらえて、怖くて眠れなくなるという人もいるかもしれません。しかし、これは、心霊現象などではなく、実は、睡眠障害の一種なのです。

脳が起きている状態のレム睡眠のとき、なんらかのきっかけで、目覚めてしまうと、自分では意識があるつもりなのに、体が思うように動かせないということがあります。このとき、筋肉は、緩んだ状態なので、脳が体を動かすように指令を出しても、筋肉には伝わりません。従って、自分の意思で身体を動かそうとしても、全く動くことができなくなってしまうのです。

これが、金縛りの原理です。この状態を、医学的には、「睡眠麻痺」と言います。ほとんどの場合、完全に覚醒状態になれば、筋肉にも力が入るので、自分の思い通り動かすことができるようになります。

金縛りが起きやすいときというのは、覚醒と睡眠が、うまく切り替わらないというときです。例えば、入眠する直前、明け方に目が覚めてしまった時などです。また、金縛りにかかりやすい人は、睡眠のリズムがバラバラな人、徹夜をよくする人などがかかりやすいと言われています。

金縛りは、睡眠のサイクルが規則的でない若者に起こりやすいようです。特に、睡眠不足の時、ストレスが蓄積している時などに起こります。あるいは、時差ぼけによっても、金縛りになる可能性が高くなるようです。金縛りによくなる人や、なりたくない人は、規則正しい睡眠を心がけましょう。規則的な生活リズムを身につければ、自然に金縛りにはかからなくなります。

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睡眠の役割についてご紹介します。ほとんどの人が、夜になると自然と眠くなりますよね。そして、朝になると目が覚めます。人間の身体のこのリズムは、脳の中にある「生体時計」というものがコントロールしています。明け方には、最も体温が低くなります。そして昼間に上昇していきます。そして、夕方にかけてがピークになっていきます。その後に、徐々に下がっていきます。

人間は、体温が下がってくるとだんだんと眠くなってくるものです。この体温とは、深部体温という体の内部(脳や腸など)の温度のことです。このようにして人間は、生体時計の働きや深部体温により眠くなったり目覚めたりするものです。 そもそも、睡眠とは、どのような役割があるのかというと睡眠をとることで、体だけでなく、脳も休むことができます。また、深い睡眠の間には、成長ホルモンが集中的に分泌されます。

さらに睡眠により、脳の過熱を防いでくれます。 あったかいお風呂に入れば深部体温は上昇します。そして入浴した後、入眠しやすくなります。 そして、その時生じる脳の過熱を睡眠によって防いでいるということなのです。睡眠の中でも 徐波睡眠という深い睡眠の状態は深部体温を大きく下げる働きがあるのです。睡眠中は、人間は、エネルギーを保存しています。起きている間は、体の中の物質を酸化させエネルギーをつくり出して、それを心と身体を活動させる動力にしているのです。